議事録AIの基礎4分で読めます

TeamsやZoomの文字起こしでどこまでできるか

左に細かい行が延々と続く長い巻物状の文字起こし、右に3つの区切りに整理された短いカードが並び、間を矢印がつないでいるイラスト

TeamsにもZoomにも文字起こしの機能があり、条件を満たせばAIによる要約も出せます。まず何がどこまでできるのかを整理し、そのうえで、付属の機能で足りる場合と足りなくなる場合の見分け方をまとめます。

TeamsもZoomも文字起こし自体はできる

どちらのツールも、会議中の発言をその場でテキスト化して表示でき、終わったあとに全文を読み返すこともできます。日本語にも対応しています。録音を別のツールにかけ直さなくても会議の中で文字が残る、というのが現在の標準的な姿です。

ただし、使える範囲は契約しているプランと管理者の設定で変わります。会社で管理されているアカウントでは、機能そのものがオフになっていて画面に出てこないこともあります。ボタンが見当たらない場合は、プランの不足か設定のどちらかです。

有効にする手順は画面の更新で変わりやすいため、ここには書きません。お使いのプランで使える範囲とあわせて、各社の案内で確認してください。

要約まで出せる — ただし使うには条件がある

同じZoomを使っていても、会議のあとに要約が届く人と届かない人がいます。機能の有無ではなく、契約しているプランの差です。

Zoomの要約(AI Companion)は有料プランに含まれます。無料のBasicプランは対象外です。Teamsの要約(intelligent recap)は、Teams Premium または Microsoft 365 Copilot のライセンスが別途必要になります。Teamsは文字起こし自体は使えても、要約はこのライセンスがないと出ません。

いずれも2026年8月時点の条件です。プランの内容は変わるため、導入前に各社の案内で確認してください。

付属の機能で足りる場合と足りない場合

会議がTeamsならTeams、ZoomならZoomの中で完結していて、記録も残ればよいなら、付属の機能で足ります。すでに契約に含まれているため、追加の費用もかかりません。

足りなくなるのは、次のどれかに当てはまるときです。まず自分がどちらかを確かめてください。

Web会議ツール付属の機能で足りる条件と、足りなくなる条件を場面ごとに整理した表
場面付属の機能足りなくなる理由
同じツールでの会議だけ足りる
その場で要点を確認したいできない文字起こしは出るが、要約は会議後になる
対面の打ち合わせも多い使えない会議ツールを立ち上げない場面では動かない
相手に合わせてTeamsとZoomを使い分ける分散する記録がツールごとに分かれ、横断して探せない
同じ相手と継続的に会うつながらない1回ごとに独立し、前回からの経緯を追えない

足りなくなる理由は機能ではなく置き場所にある

表の下3つ(対面・使い分け・継続)に共通するのは、機能が足りないことではなく、記録が別々の場所に残ることです。

訪問とWeb会議が両方ある働き方だと、Web会議はTeamsやZoomの記録、対面は手書きメモ、という分かれ方になります。同じ相手の話が2か所にあると、後から「あの話はどちらの場で出たか」を思い出すところから始まり、探す手間が倍になります。担当が変わったときの引き継ぎでも同じことが起きます。

対面も同じ場所に残すという選び方

記録を1か所に集める方法は2つあります。Web会議側の記録を手作業で集約するか、対面もWeb会議も同じ場所に記録するかです。前者は毎回の作業が残るため、続きにくくなります。

MeetMateは後者の形をとります。対面の打ち合わせをその場で記録し、Web会議も同じ画面に記録できるので、同じ相手の記録が1つのグループに集まります。

取り込みを使わない選び方もできます。TeamsやZoomで出力した文字起こしのテキストを貼り付けて取り込めば、Web会議はこれまでどおり各ツールで記録し、記録の置き場所だけを揃えられます。

Web会議の音声を取り込む場合の条件は、次のとおりです。

  • パソコンのChromeまたはEdgeで使う(スマートフォンとSafariでは使えません)
  • 画面共有の仕組みを使うため、共有するときに音声の共有をオンにする
  • Macは共有したタブの音声だけが対象(デスクトップアプリのZoom・Teamsはシステム音声の共有が必要なため対象外)

対面とWeb会議の記録を1か所にまとめる形は、無料トライアルでそのまま試せます。

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判断は1回試せばつく

どこに記録を集めるかは、比較表を眺めるより、いつもの相手・いつもの人数で1回試すほうが早く決まります。対面でどの程度拾えるか、出てきた議事録の下書きが直せば使えるものか。この2点で判断がつきます。

すでにTeamsやZoomの文字起こしを使っているなら、それはそのままにして、まず対面の打ち合わせだけ置き換えてみる始め方もできます。

この記事を書いた人

執筆者の松田慎二

松田 慎二

中小企業診断士 / 株式会社グレジャー 代表

支援先や自社の打ち合わせで、記録が残らない・後から探せないことに困り続けた結果、MeetMateを作りました。コラムは実際に自分が使っているものとして書いています。

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対面もWeb会議も同じ場所に記録が残る形は、1回試すのが早いと思います。