
顧問先との面談記録は、残したほうがよいと分かっていても続かないことが多いものです。ここでは、記録が溜まらない理由と、続けられる形にするための考え方を整理します。
記録が溜まらない理由
面談記録が続かない原因は、意志の問題というより仕組みの問題であることがほとんどです。よくあるのは次のような状態です。
- 面談中は手が動かせず、書くのは事務所に戻ってから。帰った頃には細部を忘れている
- 記録を作る作業に毎回30分から1時間かかるため、忙しい時期に後回しになる
- 記録はあるが、面談ごとのファイルとして散らばっていて、次回の準備に使えない
- 担当者が変わったときに、それまでの経緯が引き継げない
「1回ごとのファイル」から「相手ごとの履歴」へ
録音アプリや文字起こしツールを使っている場合でも、記録の単位が1回の面談ごとになっていると、次回の準備には使いにくいままです。前回何を話したかを思い出すために、日付を頼りにファイルを探すことになります。
顧問先のように継続的に会う相手であれば、記録の単位を相手ごとに変えると使い勝手が変わります。同じ相手の面談が時系列でつながっていれば、前回の宿題や保留事項をそのまま次回の入り口にできます。記録が単なる保管物ではなく、次の面談の準備資料になります。
これは仕組みの選び方の話でもあります。面談ごとに記録が独立するツールを使っている限り、相手ごとの整理は手作業で維持することになります。MeetMateは記録の単位を相手ごとにしていて、同じ顧問先の面談が自動的に一本の履歴としてつながります。
相手ごとに面談が積み上がる形を、実際の画面で確かめられます。
14日間無料で試す残しておくと後で効く4項目
面談内容をすべて書き起こす必要はありません。次回に効くのは、次の4つが分かれて整理されている状態です。
- 決まったこと。合意した内容と、その前提となった条件
- こちらの宿題。誰がいつまでに何をするか
- 相手の宿題。資料の準備や社内確認など、相手側に依頼した事項
- 保留になっていること。結論が出ず、次回に持ち越した論点
特に「保留」を残しておく
決まったことと宿題は比較的記録に残りますが、保留事項は流れてしまいがちです。その場で結論が出なかった話題は、話題としては終わったように見えるため、記録から漏れます。
次回の面談で「そういえばあの件はどうなりましたか」と切り出せるかどうかは、この保留事項が残っているかで決まります。継続的な関与では、ここが積み上がることが信頼につながる部分でもあります。
個人のメモで終わらせない — 事務所・チームで共有する
面談記録が担当者個人の端末やノートの中にある状態は、本人には足りていても、事務所として見ると危うい形です。担当者が不在のときに経緯を確認できず、退職や引き継ぎのタイミングで記録ごと失われることもあります。
録音アプリや個人向けの議事録ツールを人数分そろえても、この問題は残ります。記録は各自の端末にたまるため、共有しようとするとファイルを書き出して送る手作業が毎回発生し、結局続きません。
MeetMateは事務所・チームでの利用を前提にしていて、記録を最初から共有できる場所に置く形をとります。
- メンバーを招待し、権限を分けられる(閲覧のみのメンバーも設定できる)
- 共有の範囲は、打ち合わせ1件ごとでも、顧問先(グループ)ごとでも選べる
- 共有された側も、その顧問先の面談履歴をそのまま時系列で追える
打ち合わせの共有や権限の分け方は、無料トライアルで実際の画面を確かめられます。
14日間無料で試す守秘義務まわりで確認しておくこと
顧問先との面談内容を外部のサービスで扱う場合、事前に確認しておきたい点があります。士業の場合は特に、預かった情報の取り扱いが問われます。
- 録音や文字起こしの内容が、サービス提供者の学習用途に使われないこと
- データの保存場所と、退会時の削除方法が明示されていること
- 事務所内で共有する場合に、担当者ごとに閲覧範囲を分けられること
- 面談相手への説明と了解を、どのタイミングで取るか決めておくこと
続けるための現実的な線引き
記録を丁寧に作ろうとするほど続かなくなります。全文の文字起こしを毎回読み返すのは現実的ではありませんし、そこまでの精度が必要な場面も限られます。
決まったこと、宿題、保留の3点が残っていれば、次回の準備には足ります。まずはその粒度で続けて、必要になったときに元の記録をたどれる状態にしておく。この形が、負担と実用性の折り合いがつきやすいところだと思います。